2014年9月25日木曜日

季節をかざる。


粉引鎬一輪挿

粉引の一輪挿しです。
都会に住んでると、なかなか一輪挿すのが難しかったりしますが、そんな時はそのまま花器だけ飾っちゃえばいいんですよ。

うちは田舎なので、いろいろボーボー生えてますが。

季節を意識して生活をすることは、とても豊かな時間をおくることにつながる気がします。



2014年9月21日日曜日

だるま。


内粉引だるまカップ
くびれのある小ぶりのカップです。
「あら、かわいい」からはじまるお茶の時間を想像しながらつくりました。


内側は粉引。外は焼締です。
使い込むうちにつややかにしっとりしてきます。


2014年9月20日土曜日

秋のはじまり。


粉引7寸リム皿
今回の粉引は黄色やグレーが混じり合った味のある焼き上がり。

秋刀魚を乗せても、きのこのパスタを盛ってもイイでしょうね。
和洋どちらもいけます。


2014年9月13日土曜日

サイズ感について。


飴釉7寸リム皿

7寸というのは直径約21センチのサイズです。一人用のメイン皿としても、一品料理の盛り付けにも最適です。
何枚か持っておくと活躍してくれます。
このサイズ感というのが、大事でして。いつも手が伸びる皿というのは、やっぱり絶妙なサイズなんですよね。



2014年9月9日火曜日

貫入。




鉄釉内粉引掛け分けマグ

外は焦げ茶色、内側は粉引きのマグカップです。
コーヒーなんかは、黒い器より白の方が飲み物の色がはっきりして見えて、おいしく感じますよね。

粉引きに使用する釉薬はオリジナルで調合しています。なかなか納得いくものができませんでしたが、ようやく、これならってものができました。

使っていくうちに、釉薬表面のヒビに色がついていきます。
はじめはよく見えないのですが、時間の経過と共に変化していきます。

はじめはよそよそしい器が、使っていくうちに「自分の器」になっていく。
そんな楽しみ方も、陶器ならではのものです。

手でつくる意味。



粉引鎬筒湯呑み

鎬(しのぎ)を施した小ぶりの湯呑みです。すっと手になじむサイズ感と粉引き独特の優しい白が特徴です。
前回の粉引き丼もそうですが、一部にほんのり赤みがあります。これは御本と呼ばれるもので、釉薬や生地土、化粧土、焼き方の微妙な変化/組み合わせで器表面にあらわれるものです。

これが出ちゃうとダメという作家もいらっしゃるみたいですが、ぼくはあえてコレを意図的に出そうと試行錯誤してきました。
アクセントとして上品に赤みがはいると、よい景色になると思うのです。

いずれにせよ、工業製品にはない、手仕事の跡といえます。



オシャレかけごはん。



粉引鎬丼
丸みをおびた、しのぎの丼です。
丼としても、小鉢としても。あっ、カフェオレボウルとかもオシャレかもしれません。カフェオレってそんな飲まないですけどね。

ぼくは、コレで卵かけごはんを食べると、なんかカッコ良く見えて好きです。卵かけごはんという強い生活感と器のシャレオツ感がうまくマッチして、いい具合になる気がします。
こりゃもう、オシャレかけごはんです。



2014年9月7日日曜日

手×器


たとえば、器が何もない状態で、きれいな小川の水を飲むとします。その場合、両手で包むようにして水を掬い、口に持っていきますよね。

人類が手にした、はじめの器は、手そのものと言えるのかもしれません。

コーヒーや、スープや煮えたぎるおでんを素手で食べたり飲んだりするのは、エスパー伊藤さん以外は流石に無理でしょうから、やきもので、器を作りました。

粉引丸碗・内粉引丸碗
コロンとした形がかわいい碗です。
少し厚めに作ってますので熱い飲みものも、ふぅふぅしながら楽しめます。
そう、両手で包むようにして。
白いバージョンと、外が黒の2パターンあります。

秋の景色。


気がつけば、いたるところに秋の気配。
今年は梅雨が明けても雨ばかりで、なんだか夏が来ないまま秋になってしまったみたいだ。
ストップザシーズンインザサンだ。

かく言うブログもほったらかしたまま夏をすっ飛ばして秋になってしまった
いやー、すいません。

愛想を尽かさず、見守っていただければ幸いです。

粉引き鎬マグ
秋に向けて欲しくなるマグカップ。
温かいもの、たっぷり入ります。