つい最近「夏」が好きになってきた。
これまでは、夏が近づいてくると憂鬱だった。
もちろん、ちびっ子にとっては、なんといっても夏休みがあるし、花火やプールやお祭りといったイベント盛りだくさんである。
楽しくないはずはない。
実際、思い出の多くは、夏に集中しているようにも思う。
けれど、どこか嫌だったのだ。
一番嫌いだった時期は、ハイスタやケムリやスネイルランプを聴いていた中学〜高校時代あたりだから、思春期のそれと関係があるのかもしれない。
浮かれた夏はロックじゃない、なんて。
それが、年を重ねるうち「悪くない」になり、この間ふと、あ、すき。
夏、好き。
と思ってしまった。
だから何が言いたいかというと、人の感覚や嗜好やものさしは、変わっていくよね。みたいなつぶやきである。
わたし、おっさんになっていってるんですよ。みたいな嘆きである。