2012年5月30日水曜日

うつわ話

天日で乾燥















天日で乾燥


















鉄分の多い土(茶色や黒)に、白泥をかけ
さらに透明の釉薬をかけて焼いたものを
粉引き(こひき)といいます

ぼくの器はこの粉引が中心です


粉引は白磁と比べると、強度も低く
色素も染み込みやすい
作るのも手間がかかります
食器としての用途だけ考えれば
頑丈な磁器があればすべて
事足りるということになります


けれど日本人は、使い込むうちに変化していく
繊細な器の様子を楽しみ、愛着をもって
育ててきました



そして現在もこうして
作り手によって作り続けられ、
使い手によって愛され続けている


私たちが手作りのものに魅力を感じるのは

その先に見える物語や
人の息遣いを感じるからではないでしょうか






天気はくもり
化粧がけして、乾燥させまくりの一日。


























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